日柱とは?|自分を知る基準になる「日干」

明るい窓辺のノートに日柱・日干・日支が示され、虫眼鏡で日干を見ているイメージ画像 第1章|四柱推命の基本
🍀 はじめに|日柱ってどんなもの?

命式を見ていると、

「日柱は自分を表す」
「日干を中心に命式を見る」

という説明が出てきます。

けれど、

「日柱と日干は同じもの?」
「日柱のすべてが自分なの?」
「どうして生まれた日の柱を基準にするの?」

と、少しわかりにくく感じる方も
多いかもしれません。

命式は、

・年柱
・月柱
・日柱
・時柱

という四つの柱でできています。

その中で、
自分を読み解くときの基準になるのが、
日柱の上にある「日干(にっかん)」です。

日柱全体を「自分」と決めるのではなく、
日柱の天干である日干を、
自分を表す基準として見ていきます。

今回は、日柱がどのような柱なのか、
日干を基準にして何を見ていくのかを
やさしく見ていきましょう。

日柱は生まれた日に対応する柱

日柱は、
その人が生まれた日に対応する柱です。

命式の中では、
年柱・月柱・日柱・時柱の
四つのうちのひとつとして並びます。

ほかの柱と同じように、
日柱も、

・天干(てんかん)
・地支(ちし)

という二つの要素でできています。

日柱の上にある天干を、

日干(にっかん)

日柱の下にある地支を、

日支(にっし)

と呼びます。

たとえば、日柱が「甲子」であれば、

・甲が日干
・子が日支

です。

この二つをあわせたものが日柱です。

そのため、

「日柱」と「日干」は、
同じものではありません。

日柱は日干と日支をあわせた柱であり、
そのうち、自分を見る基準になるのが日干です。

「日干」を自分の基準として見る

四柱推命では、
日干を「自分」を表す基準として見ていきます。

日干には、

・甲(きのえ)
・乙(きのと)
・丙(ひのえ)
・丁(ひのと)
・戊(つちのえ)
・己(つちのと)
・庚(かのえ)
・辛(かのと)
・壬(みずのえ)
・癸(みずのと)

という十種類があります。

これらは「十干(じっかん)」と呼ばれ、
木・火・土・金・水の五行を
陰と陽に分けたものです。

たとえば、
日干が「甲」であれば、
陽の木を自分の基準として見ていきます。

ただし、

日干が甲だから、
その人の性格がすべて「甲」になる
というわけではありません。

日干は、その人を読み解くための
出発点のようなものです。

そこから、
生まれた季節やほかの柱との関係を
あわせて見ていきます。

日干から、ほかの要素との関係を見る

命式の中には、
日干以外にもさまざまな要素があります。

四柱推命では、
日干を自分の位置に置き、

・自分と同じ五行なのか
・自分が生み出す五行なのか
・自分が働きかける五行なのか
・自分を助ける五行なのか
・自分に働きかける五行なのか

といった関係を見ていきます。

この関係をもとに表されるもののひとつが、
「通変星(つうへんせい)」です。

通変星も、
名前だけで性格を決めるものではありません。

日干から見たほかの要素との関係を、
わかりやすく表したもの

として使われます。

また、運気を見るときも、
巡ってくる干支が日干や命式全体に
どのように関わるのかを見ていきます。

つまり日干は、

命式の中にあるさまざまな関係を、
「自分から見た関係」として考えるための基準

になります。

日柱全体から見えてくるもの

自分の基準になるのは日干ですが、
日柱には日支もあります。

そのため、日柱を見るときは、
日干だけではなく、

・日干と日支の組み合わせ
・日干と日支の五行関係
・ほかの柱とのつながり
・巡ってくる運気との関係

なども見ていきます。

日柱は一般的に、

・自分の内側に近い部分
・日常の中で表れやすい自分
・身近な人との関わり
・配偶者やパートナーとの関係

などと結びつけて見られることもあります。

ただし、

「日柱にこの文字があるから、
パートナーとの関係は必ずこうなる」

と、ひとつの形に決めることはできません。

日柱に表れている性質や関係が、
命式全体の中でどのように働いているのか

を見ていくことが大切です。

日柱と、ほかの三つの柱

年柱・月柱・日柱・時柱には、
それぞれ異なる見方があります。

大まかには、

・年柱は、ルーツや広い環境との関わり
・月柱は、生まれた季節や社会との関わり
・日柱は、自分を知るための基準や身近な関係
・時柱は、内面やこれから育っていくもの

などと結びつけて見られます。

ただし、
四つの柱をこの意味だけに
固定するものではありません。

また、日柱が基準になるからといって、

日柱だけが大切で、
ほかの柱はあまり見なくてもよい
ということではありません。

たとえば、日干が同じ人でも、

・月柱が表す生まれた季節
・命式にある五行のバランス
・ほかの天干や地支との関係
・そのときに巡っている運気

が違えば、
性質の現れ方や力の使い方も変わります。

日干を自分の基準にしながら、
年柱・月柱・時柱を含めた
命式全体を見ていきます。

同じ日干でも、現れ方は同じではない

日干が同じであれば、
自分を表す基本の五行や陰陽は同じです。

けれど、
同じ日干を持つ人が
みんな同じ性格になるわけではありません。

たとえば、
同じ「甲」の人でも、

・春に生まれた甲
・夏に生まれた甲
・秋に生まれた甲
・冬に生まれた甲

では、
受けている季節の影響が異なります。

さらに、

・命式にどの五行があるのか
・日干を助ける力があるのか
・日干の力がどこへ向かっているのか
・ほかの干支とどのような関係があるのか

によっても、
甲の現れ方は変わります。

そのため、

「日干が甲だから、この性格」
「日干が丙だから、この仕事が向いている」

と、日干だけで決めることはできません。

日干は自分を見るための基準であり、
その人のすべてを表す答えではない

ということを覚えておきましょう。

日干そのものは変わらない

生まれた日の干支から決まる日柱や日干は、
あとから変わるものではありません。

けれど、
日干の性質がいつも同じ形で
現れるわけではありません。

・育ってきた環境
・重ねてきた経験
・現在の暮らしや人間関係
・そのときに巡っている運気
・自分自身の意識や選択

などによって、
力の使い方や現れ方は変わります。

また、
同じ性質であっても、

うまく活かせるときもあれば、
強く出すぎたり、
うまく使えなかったりすることもあります。

変わらない日干を持ちながら、
その力をどのように使い、育てていくのか

は、環境や経験によって変化していきます。

日柱を知ったことをどう活かすのか

自分の日柱や日干を知ると、

「自分はこの十干だから、
こうしなければならない」

と考えてしまうことがあります。

けれど、日干は、
自分をひとつの型に当てはめるためのものではありません。

・どのような力を持っているのか
・どのようなときに力を使いやすいのか
・どのような環境で無理をしやすいのか
・今、その力をどのように使っているのか

を見つめるための手がかりです。

日干を答えとして受け取るのではなく、
今の自分を知るためのひとつの視点として活かすこと

が大切です。

自分の性質を決めつけるのではなく、

「今は、この力をどのように使っているだろう?」

と考えるところから、
少しずつ自分への理解を深めていきます。

おわりに|日干を自分の基準として見る

日柱は、
その人が生まれた日に対応する柱です。

日柱には、

・天干である日干
・地支である日支

があります。

そのうち四柱推命では、

日干を「自分」を表す基準として、
ほかの要素との関係を見ていきます。

ただし、日干だけで、
その人の性格や生き方が
決まるわけではありません。

生まれた季節や五行のバランス、
ほかの柱との関係、
そのときに巡っている運気などを
あわせて見ていきます。

まずは、

・日柱は、日干と日支でできている
・自分の基準になるのは日干
・日干からほかの要素との関係を見る
・日干だけでその人を決めない

ということを、
ゆるっとつかんでおきましょう🍀

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