天干と地支とは?|命式の柱をつくる2つの要素

明るい窓辺のノートに、ひとつの柱を構成する天干と地支が上下に並んだイメージ画像 第1章|四柱推命の基本
🍀 はじめに|天干と地支ってなに?

前の記事では、
十干と十二支が組み合わさって、
六十種類の「干支」ができることを見てきました。

ここから四柱推命を学んでいくと、

「天干(てんかん)」と「地支(ちし)」

という言葉が出てきます。

シンプルにいうと、

天干は十干、
地支は十二支のことです。

このあと見ていく命式では、
天干と地支が上下に並び、
四柱推命を読み解く基本となります。

これまで見てきた
十干と十二支が、
命式の中でどのように表れるのか。

今回は、
天干と地支の基本を
やさしく見ていきましょう。

天干は上、地支は下に並ぶ

命式の表では、
一般的に、

上に天干、
下に地支

が並びます。

四つの柱には、
それぞれ天干と地支があるため、

・年柱には、年干と年支
・月柱には、月干と月支
・日柱には、日干と日支
・時柱には、時干と時支

があります。

年柱 月柱 日柱 時柱
天干 年干 月干 日干 時干
地支 年支 月支 日支 時支

つまり、

天干が四つ、
地支が四つ。

合わせて、
基本となる八つの文字が
命式に並びます。

たとえば日柱なら、

日干+日支

でできています。

天干と地支がひとつずつ組み合わさって、
ひとつの柱をつくっている

と考えると
わかりやすいでしょう。

天干には「十干」が入る

天干に入るのは、
これまで見てきた

十干

です。

甲(きのえ)・乙(きのと)
丙(ひのえ)・丁(ひのと)
戊(つちのえ)・己(つちのと)
庚(かのえ)・辛(かのと)
壬(みずのえ)・癸(みずのと)

十干には、
それぞれ五行と陰陽があります。

五行 陽 陰
木 甲 乙
火 丙 丁
土 戊 己
金 庚 辛
水 壬 癸

たとえば、

甲なら「木・陽」、
乙なら「木・陰」です。

命式では、
これらの十干が

年干・月干・日干・時干

として表れます。

その中でも、

日柱の天干「日干」は、
自分を見るときの基準

として使われます。

地支には「十二支」が入る

地支に入るのは、

十二支

です。

子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)
辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)
申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)

十二支というと、
動物を思い浮かべるかもしれません。

けれど、
四柱推命では、

十二支を動物の性格として
見るわけではありません。

十二支には、

五行や陰陽、
季節や時間などとの
つながりがあります。

たとえば、
季節では、

・寅・卯・辰|春
・巳・午・未|夏
・申・酉・戌|秋
・亥・子・丑|冬

と結びついています。

命式では、
これらの十二支が

年支・月支・日支・時支

として表れます。

地支は、
生まれた季節や時間の流れとも
深くつながっている要素

と考えておきましょう。

天干と地支を組み合わせると「干支」になる

天干と地支が
ひとつずつ組み合わさったものを、

干支(かんし)

と呼びます。

たとえば、

甲子

なら、

天干|甲
地支|子干支|甲子

となります。

そして、

甲子・乙丑・丙寅……

と順番に巡り、

全部で60種類の
組み合わせがあります。

これが、
前に見てきた

六十干支

です。

つまり、

六十干支のひとつひとつが、
命式の年柱・月柱・日柱・時柱に入っている

ということです。

これまで別々に学んできた

「十干」
「十二支」
「六十干支」

が、
ここで命式につながってきます。

命式ではどのように並ぶの?

このあと詳しく学ぶ命式では、
天干と地支が
どのように並ぶのでしょうか。

たとえば、

乙丑・庚辰・己卯・戊辰

という四つの干支が
並んでいる命式なら、

年柱 月柱 日柱 時柱
天干 乙 庚 己 戊
地支 丑 辰 卯 辰

上の段には、

乙・庚・己・戊

という天干。

下の段には、

丑・辰・卯・辰

という地支が並びます。

そして、

年柱は「乙丑」
月柱は「庚辰」
日柱は「己卯」
時柱は「戊辰」

です。

日柱を見ると、

日干=己
日支=卯

ということも
わかります。

天干と地支の位置がわかると、
命式の形が少しずつ読めるようになります。

地支には「蔵干」という考え方もある

地支について、
もうひとつだけ
知っておきたいことがあります。

地支の中には、

「蔵干(ぞうかん)」

と呼ばれる天干が
含まれていると考えます。

つまり、
地支は表に見えている
十二支の一文字だけで
見ていくものではありません。

ただし、
蔵干については、
この段階で詳しく覚えなくても大丈夫です。

地支には、
「蔵干」と呼ばれる天干もある

ということだけ、
覚えておきましょう。

蔵干については、
十二支を詳しく学ぶところで
あらためて見ていきます。

天干が「外」、地支が「内」と決まっているわけではない

天干と地支について、

「天干は外側」
「地支は内側」

と説明されることがあります。

イメージとして
使われることはありますが、

天干=外面、
地支=内面と、
きっぱり二つに分けるものではありません。

地支は、
季節や時間ともつながり、

命式を見るうえで
とても大切な要素です。

また、
天干と地支は
どちらか一方だけを見るものでもありません。

ひとつの柱の中で、

天干と地支がどのように
組み合わさっているのか

を見ていきます。

天干と地支に上下関係はない

命式では、

天干が上、
地支が下

に書かれています。

けれど、

上にあるから
天干の方が大切、

下にあるから
地支は補助的、

という意味ではありません。

天干も地支も、
命式を見るために欠かせない要素

です。

さらに命式を詳しく見ていくと、

天干同士、
地支同士、

そして天干と地支の
さまざまな関係も
見ていくことになります。

この段階では、

「上と下にあるけれど、
どちらも大切」

と覚えておけば
十分です。

命式では天干と地支をつなげて見る

命式を見るときは、

天干だけ、
地支だけを

別々の答えとして
見るわけではありません。

同じ天干を持っていても、

どの地支と
組み合わさっているのか。

どの季節に
生まれているのか。

ほかの柱に
どのような十干や十二支があるのか。

そうした違いによって、
命式全体の状態も変わります。

そのため、

「この天干があるから、こんな人」
「この地支だから、こうなる」

と、
ひとつの文字だけで
決めるものではありません。

天干と地支を、
命式全体のつながりの中で見る

ことが大切です。

おわりに|十干と十二支が命式の中でつながる

命式のひとつの柱は、

天干と地支

からできています。

天干に入るのは、
十種類の

十干。

地支に入るのは、
十二種類の

十二支です。

そして、

天干と地支が
ひとつずつ組み合わさると、

干支

になります。

つまり、

十干と十二支が組み合わさって干支となり、
その干支が四つ並んで命式の基本の形ができる

ということです。

最初から、
すべての関係を
覚える必要はありません。

まずは、

・天干には十干が入る
・地支には十二支が入る
・天干と地支でひとつの干支になる
・年柱・月柱・日柱・時柱には、それぞれ天干と地支がある
・天干と地支は、どちらも命式を見るために大切

ということを、
ゆるっと覚えておきましょう🍀

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