命式を出すには何が必要?|出生時刻・出生地・時差の見方

明るい窓辺に出生記録のノート、時計、地球儀が並ぶ、命式に必要な出生時刻・出生地・時差のイメージ画像 第1章|四柱推命の基本
🍀 はじめに|命式には何が必要?

四柱推命の命式を出すときは、

「生年月日が分かれば大丈夫」

と思うことがあるかもしれません。

生年月日だけでも、
年柱・月柱・日柱まで
確認できる場合があります。

けれど、
四つの柱をすべて出すためには、

・生年月日
・出生時刻
・出生地

という情報が必要になります。

特に、

・節入りの日に生まれた
・日付が変わるころに生まれた
・時柱が切り替わるころに生まれた
・海外で生まれた

という場合は、
時刻や出生地の確認が大切です。

命式は、生まれた日だけではなく、
いつ、どこで生まれたのかをもとに作られるもの

です。

今回は、
命式を出すときに
どのような情報が必要になるのか、

出生時刻や出生地、
時差、サマータイムを
なぜ確認するのかを、
やさしく見ていきましょう。

命式を出すために必要な情報

四柱推命の命式は、

・年柱
・月柱
・日柱
・時柱

という四つの柱からできています。

それぞれの柱は、
生まれた年・月・日・時刻をもとに
出していきます。

大まかに整理すると、
次のようになります。

必要な情報 確認する理由
生年月日 年柱・月柱・日柱を出すため
出生時刻 時柱や境目を確認するため
出生地 時差や時刻の扱いを確認するため

同じ生年月日でも、
出生時刻や出生地によって、
命式が異なることがあります。

ただし、
どの情報をどのように補正するのかは、
流派や命式作成ツールによって
異なる場合があります。

最初から、
細かな計算方法を
すべて覚える必要はありません。

まずは、

生年月日・出生時刻・出生地を
できるだけ正確に確認すること

が大切です。

生年月日は年柱・月柱・日柱のもとになる

生年月日は、
命式を出すための
基本となる情報です。

ただし、
普段のカレンダーに書かれた
年月日をそのまま四つの柱へ
当てはめるわけではありません。

年柱は、
1月1日ではなく
立春を基準に切り替わります。

月柱は、
毎月1日ではなく
節入りを基準に切り替わります。

そのため、
立春や毎月の節入りに近い日に
生まれた場合は、

生年月日だけではなく、
出生時刻まで確認する必要があります。

たとえば、
立春の日に生まれた場合でも、

・立春の時刻より前
・立春の時刻よりあと

では、
年柱や月柱が異なることがあります。

命式の年や月は、
カレンダーの日付だけで決まるものではない

ということです。

節入りについては、
ひとつ前の記事で
詳しく見てきました。

ここでは、
節入りの日に生まれた場合は、
生まれた時刻も大切になることを
覚えておきましょう。

出生時刻は時柱を出すために必要

出生時刻は、
四つ目の柱である
「時柱」を出すために必要です。

四柱推命では、
一日を十二支に分け、

おおむね2時間ごとに
異なる時間帯として見ていきます。

そのため、
同じ日に生まれた人でも、

・朝に生まれた
・昼に生まれた
・夜に生まれた

という違いによって、
時柱が異なることがあります。

また、
時柱が切り替わる境目に近い場合は、

「午前10時ごろ」
「夕方だったと思う」

というおおまかな情報では、
どちらの時柱になるのか
判断できないことがあります。

出生時刻は、
できれば何時何分まで確認する

のがおすすめです。

ただし、
時間帯の分け方や
日柱を切り替える時刻の考え方には、
流派による違いがあります。

初心者のうちは、
自分で境目を判断するよりも、

使用する万年暦や
命式作成ツールが、
どのような計算方法を使っているのかを
確認するとよいでしょう。

出生時刻はどこで確認する?

出生時刻を確認するときは、
まず母子健康手帳を見てみましょう。

母子健康手帳には、
生まれた時刻が
何時何分まで記録されていることがあります。

そのほかには、

・出生証明書
・病院でもらった記録
・家族が残している育児日記
・命名書や誕生記録
・家族の記憶

などから分かる場合もあります。

ただし、
家族の記憶だけの場合は、

「朝だった」
「お昼すぎだった」
「日付が変わる少し前だった」

というように、
時刻が曖昧なこともあります。

その場合は、
分かっている範囲と
分からない部分を分けておくことが大切です。

分からない時刻を、
確かな出生時刻として扱わない

ようにしましょう。

出生時刻が分からないと命式は出せない?

出生時刻が分からなくても、
四柱推命をまったく見られない
わけではありません。

生年月日が分かれば、
一般的には、

・年柱
・月柱
・日柱

まで確認できます。

ただし、
出生時刻が分からない場合は、
時柱を確定することができません。

そのため、
時柱を含めて見る内容については、
判断できる範囲が限られます。

このような場合は、

三つの柱から分かる範囲を見る

という方法があります。

気をつけたいのは、
命式作成ツールへ
適当な時刻を入力しないことです。

出生時刻が分からないからといって、

・午前0時
・正午
・現在時刻

などを仮に入力すると、
実際には分からない時柱が
命式に表示されてしまいます。

仮の時刻を使う場合は、

「これは確定した時柱ではない」

と分かるようにしておきましょう。

出生時刻を、
過去の出来事や性格などから
推定する方法もあります。

けれど、
これは高度な判断を必要とし、
必ず一つの時刻に確定できるものではありません。

第一章では、

・出生時刻が分からなくても見られる部分はある
・時柱は確定できない
・分からないものを決めつけない

ということを、
覚えておけば大丈夫です。

出生地はなぜ必要なの?

出生地は、
生まれた場所の時間を
正しく確認するために使います。

同じ瞬間でも、
世界中の時計が
同じ時刻を示しているわけではありません。

日本が昼のときに、
別の国では前日の夜ということもあります。

そのため、
海外で生まれた場合は、

・どの国で生まれたのか
・どの都市や地域で生まれたのか
・現地では何月何日の何時だったのか

を確認します。

出生地によっては、
時差を確認した結果、

・日付が変わる
・時柱が変わる
・日柱が変わる
・節入りの前後が変わる

という可能性があります。

出生地は、その人が生まれた場所で
どの時刻が使われていたのかを確認するために必要

です。

日本国内で生まれた場合でも、
出生地を入力する命式作成ツールがあります。

これは、
出生地の経度による時刻の違いを
補正する考え方があるためです。

ただし、
出生地による時刻補正を行うかどうか、
どのように補正するかは、
流派やツールによって異なります。

そのため、

「出生地を入れたら、
どのツールでも必ず同じ命式になる」

とは限りません。

時差とは?

時差とは、
国や地域によって
時計が示す時刻が異なることです。

たとえば、
海外で生まれた人の出生時刻を
日本時間へ置き換えると、

日付や時刻が
変わることがあります。

ただし、
四柱推命の命式を出すときに、

現地時刻を使うのか、
どのような補正をするのかは、
流派や計算方法によって異なる場合があります。

そのため、
海外生まれの命式を出すときは、

出生地・現地の出生日時・当時の時差を
まとめて確認すること

が大切です。

現在の時差だけを見て、
過去の出生時刻を
計算しないようにしましょう。

国や地域によっては、
過去に標準時の変更が
行われていることもあります。

出生した年月日に、
その場所で実際に使われていた時刻を
確認する必要があります。

サマータイムとは?

サマータイムは、
夏の時期などに
時計を一定時間進める制度です。

英語では、

Daylight Saving Time(DST)

と呼ばれます。

サマータイムが使われている期間は、
通常の標準時とは
時計の進み方が異なります。

たとえば、
出生記録に午後2時と書かれていても、

その日がサマータイム期間中であれば、
標準時との関係を
確認する必要があります。

また、
サマータイムを採用する国や地域、
始まる日、終わる日は、
場所や年代によって異なります。

現在は使っていない地域でも、
過去には使われていた場合があります。

サマータイムは、
生まれた場所だけでなく、
生まれた年月日もあわせて確認する

ことが大切です。

日本では現在、
サマータイムは実施されていません。

ただし、
日本でも1948年から1951年まで、
夏時刻が実施された期間があります。

その時期に日本で生まれた人の
命式を細かく確認する場合は、
当時の時刻制度にも注意が必要です。

海外生まれの人だけに
関係するものとは限りません。

日本時間へ直せばよいとは限らない

海外生まれの場合、

「出生時刻を日本時間へ直せばよい」

と思うことがあるかもしれません。

けれど、
四柱推命では一般に、

生まれた場所での時刻や、
その場所における太陽の位置などを
考慮する方法があります。

単純に現在の時差を足したり引いたりして、
日本時間へ変換すればよいとは限りません。

また、

・現地の標準時を使う
・サマータイムを補正する
・出生地の経度による補正を行う
・均時差を含めて考える

など、
計算方法には違いがあります。

このような細かな時刻の扱いは、
流派によって判断が異なる部分です。

第一章では、

海外生まれの場合は、
自己判断で日本時間へ置き換えず、
出生地と現地の出生日時をそのまま確認する

と覚えておきましょう。

命式作成ツールを使う場合も、
海外の出生地や
当時のサマータイムに
対応しているかを確認します。

命式作成ツールによって結果が違うこともある

同じ生年月日や出生時刻を入力しても、
命式作成ツールによって
結果が異なることがあります。

特に違いが出やすいのは、

・節入り時刻の扱い
・出生地による時刻補正
・サマータイムの扱い
・時柱の区切り方
・日柱を切り替える時刻
・海外出生の時差計算

などです。

これは、
必ずしもどちらかの入力が
間違っているという意味ではありません。

使用している暦や、
採用している流派、
計算方法が異なる場合があります。

結果が違ったときは、
命式だけを見比べるのではなく、

どのような基準で計算されているのかを確認する

ことが大切です。

特に、
節入りや時柱の境目に近い場合は、
少しの時刻の違いが
柱の違いにつながることがあります。

ブログや鑑定で命式を扱う場合は、
どの万年暦や計算方法を使うのかを
あらかじめ決めておくと、
命式の出し方を統一しやすくなります。

名前や性別も必要なの?

生まれたときの
四つの柱を出すことだけであれば、
名前は必要ありません。

同じ生年月日・出生時刻・出生地であれば、
名前が違っても
四つの柱そのものは変わりません。

性別についても、
生まれたときの年柱・月柱・日柱・時柱を
並べるだけであれば、
柱そのものを変える情報ではありません。

ただし、
大運の巡り方などを出すときに、
性別を用いる方法があります。

どのように用いるかは、
流派によって異なる場合があります。

そのため、
命式作成ツールによっては、
最初に性別の入力を
求められることがあります。

命式の四つの柱を出すための情報と、
その後の運気を計算するための情報は、
分けて考える

と分かりやすいでしょう。

最初に確認しておきたいこと

自分や家族の命式を出すときは、
次の情報を確認しておきましょう。

・生年月日
・出生時刻
・出生地
・節入りに近い日かどうか
・海外生まれの場合は現地の出生時刻
・当時の時差やサマータイム
・使用する万年暦や命式作成ツール

出生時刻が分からない場合は、
そのことも大切な情報です。

分からないものを
無理に埋めるのではなく、

・分かっていること
・分からないこと
・仮に設定していること

を分けておきます。

命式を正確に出すことと同じくらい、
情報の確かさを確認することも大切

です。

おわりに|分かる情報から丁寧に見る

命式を出すときは、

・生年月日
・出生時刻
・出生地

を確認します。

生年月日は、
年柱・月柱・日柱を出すための
基本となる情報です。

出生時刻は、
時柱や節入りなどの
境目を確認するために必要です。

出生地は、
時差やサマータイム、
時刻の補正を確認するために使います。

けれど、
出生時刻が分からないからといって、
四柱推命をまったく見られない
わけではありません。

年柱・月柱・日柱から、
分かる範囲を見ていくこともできます。

大切なのは、

分からない情報を決めつけず、
確認できる情報から丁寧に命式を見ること

です。

最初から、
時差や時刻補正の計算を
すべて覚えなくても大丈夫です。

まずは、

・四つの柱には出生時刻が必要
・節入り当日は時刻が特に大切
・出生地によって時刻の扱いが変わることがある
・海外生まれでは時差とサマータイムを確認する
・出生時刻が不明なら時柱は確定できない
・流派やツールによって計算方法が異なる場合がある

ということを、
ゆるっと覚えておきましょう🍀

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