四柱推命では、
「何月生まれか」を、
普段のカレンダーと
まったく同じ区切りでは見ません。
ここで大切になるのが、
節入り(せついり)
です。
たとえば、
同じ2月生まれでも、
・立春より前に生まれた人
・立春よりあとに生まれた人
では、
四柱推命で使う月や年が
異なることがあります。
また、節入りには
日付だけでなく時刻もあります。
そのため、
節入り当日に生まれた場合は、
・生まれた時刻
・その年の節入り時刻
を確認することで、
月柱や年柱が変わることがあります。
今回は、
節入りとはどのようなものなのか、
普段のカレンダーと
どこが違うのかを、
やさしく見ていきましょう。
節入りとは?
節入りとは、
二十四節気のうち、
「節」と呼ばれる区切りに入るタイミング
のことです。
二十四節気は、
太陽の動きをもとに
一年を24に分けたものです。
その中には、
・立春(りっしゅん)
・雨水(うすい)
・啓蟄(けいちつ)
・春分(しゅんぶん)
など、
季節の移り変わりを表す名前があります。
ただし、
四柱推命で月の切り替わりに使うのは、
24あるすべての節気ではありません。
二十四節気は、
大きく分けると、
・月の前半にあたる「節」
・月の後半にあたる「中」
が交互に並んでいます。
四柱推命では、
このうち12の「節」に入る瞬間を基準にして、
月柱の切り替わりを見ていきます。
節入りは、四柱推命で使う月の区切りを
確認するための大切な基準
です。
四柱推命の月は1日から始まらない
普段使っているカレンダーでは、
毎月1日になると
新しい月が始まります。
1月31日の次は2月1日、
2月28日や29日の次は3月1日です。
けれど、
四柱推命で月柱を見るときは、
毎月1日ではなく、
節入りの瞬間に月が切り替わります。
たとえば、
3月の節入りは
3月5日ごろの「啓蟄」です。
そのため、
同じ3月生まれでも、
・啓蟄より前に生まれた場合
・啓蟄よりあとに生まれた場合
では、
異なる月柱になることがあります。
「3月生まれだから、
必ず同じ月柱になる」
というわけではありません。
ただし、
節入りの日付や時刻は
毎年まったく同じではありません。
正確な命式を出すときは、
その年の節入り日時を確認します。
月の切り替わりに使う12の節
四柱推命で月柱の区切りに使うのは、
次の12の節です。
ここに書かれている日付は、
おおよその目安です。
節入りの日付や時刻は、
年によって少しずつ変わります。
そのため、
命式を作るときは、
「毎年、立春は必ず2月4日」
「啓蟄は必ず3月5日」
と決めず、
その年の正確な日時を確認します。
2月だけが特別なのではない
立春は、
年の切り替わりにも関わるため、
よく知られています。
けれど、
節入りがあるのは
2月だけではありません。
四柱推命では、
毎月の節入りを基準にして
月柱の切り替わりを見ています。
たとえば、
ある年の啓蟄が
3月5日の午後にある場合、
・節入り前に生まれた人
・節入り後に生まれた人
では、
同じ3月5日生まれでも
月柱が異なることがあります。
月柱は「何月何日生まれか」だけでなく、
節入りの前か、あとかを確認して決める
ということです。
年の切り替わりは立春を基準にする
四柱推命では、
年柱の切り替わりも
1月1日ではありません。
年柱は、立春を基準に切り替わります。
そのため、
1月生まれの人や、
立春より前に生まれた人は、
普段のカレンダーでは
新しい年になっていても、
四柱推命の年柱では
前年の干支になることがあります。
たとえば、
カレンダーでは2026年2月でも、
立春より前に生まれていれば、
年柱は、
まだ前年の年として見ます。
ここで気をつけたいのは、
十二支だけが変わるのではないことです。
年柱は、
・十干
・十二支
の組み合わせでできているため、
立春を境に
年柱全体が切り替わります。
立春の日は時刻も確認する
「立春になった日なら、
朝から新しい年になる」
とは限りません。
立春にも、
切り替わる時刻があります。
たとえば、
立春が2月4日の午後にある年なら、
同じ2月4日生まれでも、
・立春の時刻より前
・立春の時刻よりあと
で、
年柱や月柱が変わることがあります。
そのため、
節入りの日に生まれた人の命式では、
生まれた時刻と、
その年の節入り時刻を照らし合わせること
が大切です。
節入りの日から離れている場合は、
時刻によって月柱や年柱が
変わることはありません。
特に丁寧な確認が必要なのは、
節入り当日や、
その前後に生まれた場合です。
旧暦の月と同じものではない
四柱推命の月が
普段のカレンダーと違うと聞くと、
「旧暦を使っているの?」
と思うことがあるかもしれません。
けれど、
四柱推命の月の区切りを、
昔の暦の日付へ
そのまま置き換えているわけではありません。
月の満ち欠けをもとにする暦と、
節入りの基準となる二十四節気は、
同じ仕組みではありません。
二十四節気は、
太陽の動きをもとにして
季節の区切りを表しています。
そのため、
四柱推命の月は、
旧暦の月とそのまま同じではない
ということも、
ゆるっと覚えておきましょう。
なぜ節入りを基準にするの?
四柱推命では、
生まれた年月日時を
単なる数字として見るのではありません。
その人が生まれたときの、
・季節
・時間帯
・自然の流れ
・五行の状態
などを、
干支を通して見ていきます。
普段のカレンダーでは、
毎月1日に月が変わります。
けれど、
自然の季節が毎月1日に
急に切り替わるわけではありません。
二十四節気は、
太陽の動きをもとに
季節の流れを区切ったものです。
四柱推命では、
その区切りを使って、
生まれたときが、
季節の流れのどこにあったのか
を見ていきます。
ただし、
節入りの日になった瞬間に、
実際の気温や景色が
急に変わるわけではありません。
節入りは、
目の前の天候だけで判断するものではなく、
暦の上で季節の流れを捉えるための基準です。
節入りによって何が変わるの?
節入りによって
主に変わる可能性があるのは、
月柱
です。
また、
立春の前後では、
年柱と月柱
の両方が変わる可能性があります。
一方で、
日柱は毎日の干支によって決まり、
月の節入りによって
切り替わるものではありません。
時柱は、
生まれた時刻をもとに決まります。
四柱推命の命式は、
・年柱
・月柱
・日柱
・時柱
という四つの柱からできています。
節入りは、
このうち年柱と月柱を
正しく出すために必要な基準です。
節入りの前後では、
命式の年柱や月柱が変わることがある
と覚えておきましょう。
命式を作るときに確認すること
命式を正確に作るためには、
・生年月日
・出生時刻
・出生地
・その年の節入り日時
などを確認します。
特に、
節入り当日に生まれた場合は、
出生時刻が大切になります。
また、
海外で生まれた場合や、
時差・サマータイムが関係する場合は、
出生地も含めた確認が必要です。
自分で命式を出すときは、
日付だけを見て判断せず、
節入り時刻まで反映できる
万年暦などを使って確認します。
ただし、
最初から節入り日時を
すべて暗記する必要はありません。
まずは、
・月柱は毎月1日に変わるわけではない
・月柱は12の節入りを基準に切り替わる
・年柱は立春を基準に切り替わる
・節入り当日は時刻の確認が必要になる
ということを、
つかんでおけば大丈夫です。
おわりに|季節の流れの中で時間を見る
節入りは、
四柱推命で使う月や年の
切り替わりを確認するための基準です。
普段のカレンダーでは、
1日や1月1日に
月や年が切り替わります。
けれど、
四柱推命では、
・月柱は毎月の節入り
・年柱は立春
を基準にして見ていきます。
また、
節入りには日付だけでなく
切り替わる時刻があります。
そのため、
節入り当日に生まれた場合は、
出生時刻によって
年柱や月柱が異なることがあります。
四柱推命では、時間を数字だけで区切らず、
季節の流れの中で見ていく
ということです。
最初から、
12の節や節入り時刻を
すべて覚えなくても大丈夫です。
まずは、
・普段のカレンダーと月の区切りが違う
・節入りによって月柱が変わる
・立春によって年柱が変わる
・境目では生まれた時刻も確認する
ということを、
ゆるっと覚えておきましょう🍀

