五行の見方|木・火・土・金・水の強さとバランス

五行の木・火・土・金・水と「五行の見方」の文字を描いたイメージ画像 第3章|五行
🍀 はじめに|五行をもう少し詳しく見てみよう

第一章では、

五行とは、
木・火・土・金・水という
五つの動きを表したものだと
お話ししました。

第3章では、
ここからもう少し詳しく、

四柱推命で五行をどのように見るのか

を見ていきます。

命式を見るときは、

「木がいくつある」

「水が少ない」

というように、
数だけを確認するわけではありません。

どの五行が強く働きやすいのか。

どこに偏りが表れやすいのか。

五つの力が、
どのように関わっているのか。

そうした、

五行の状態やバランス

を見ていきます。


五行は、五つの異なる動き

まずは、
五行が表す動きを
簡単に振り返ってみましょう。

は、
始まり、伸びていく動き。

は、
明るくなり、外へ広がる動き。

は、
受け止め、育てる動き。

は、
分けて、形を整える動き。

は、
流れ、内側に蓄える動き。

始めることも、
広げることも、
受け止めることも、
整えることも、
力を蓄えることも、

自然の流れには必要です。

どれかひとつだけが
優れているわけではありません。

五つの動きには、
それぞれ異なる役割があります。


四柱推命では、五行から何を見る?

四柱推命では、
生まれた年・月・日・時間から
命式をつくります。

そして、
命式に表れている五行から、

・どの動きが表れやすいか
・どの動きが強くなりやすいか
・どこに偏りが見られるか
・五つの力がどのように関わっているか

などを見ていきます。

たとえば、
木の動きが表れやすければ、

新しいことを始めたり、
上へ向かって伸びたりする力として
現れることがあります。

火の動きが表れやすければ、

気持ちや考えを外へ表したり、
周りへ広げたりする力として
現れることがあります。

ただし、

「木があるから、必ず前向き」

「火があるから、必ず明るい」

というように、
ひとつの五行だけで
性格を決めるわけではありません。

同じ五行でも、
命式全体の組み合わせによって
現れ方は変わります。

五行から見ているのは、

その人を五種類に分けることではなく、
五つの動きがどのように表れやすいか

ということです。


五行の「強さ」を見る

命式の中では、
五行の強さも見ていきます。

ただし、

同じ五行がたくさんあるから、
必ず強いとは限りません。

反対に、
数が少ないからといって、
その力がまったくないわけでもありません。

五行の強さは、

・生まれた季節
・ほかの五行との関係
・命式の中での位置やつながり

などによって変わります。

同じ「木」が二つあっても、

春に生まれた人の木と、
秋に生まれた人の木では、
置かれている状態が違います。

また、
周りにどの五行があるかによっても、
木の力の現れ方は変わります。

そのため、

五行の数だけで、
強い・弱いを決めることはできません。

数は、
五行を見るための
ひとつの手がかりです。

けれども、
数だけで答えが決まるわけではありません。


五行の「偏り」を見る

命式の中では、
木・火・土・金・水が
同じように並んでいるとは限りません。

ある五行が多く表れていたり、
反対に、
あまり表れていなかったりすることがあります。

これを、
五行の「偏り」として
見ることがあります。

偏りと聞くと、

「バランスが悪いのかな?」

「直さなければいけないのかな?」

と思うかもしれません。

けれども、

偏りがあること自体が、
悪いわけではありません。

ある動きが強く表れやすいことは、
その人らしい力になることもあります。

何かを始める力が強い。

周りへ伝える力が強い。

人や物事を受け止める力が強い。

必要なものを選ぶ力が強い。

じっくり考え、
内側に蓄える力が強い。

そうした力は、
その人の得意な動きとして
現れることがあります。

大切なのは、

偏りがあるかどうかだけではなく、

その力が、どのような形で働いているか

を見ることです。


強くなりすぎることもある

五行の力は、
強ければ強いほど良い
というものではありません。

たとえば木には、

・新しいことを始める
・上へ向かって伸びる
・目標へ向かって進む

という動きがあります。

この力が自然に働けば、
前へ進む力になります。

けれども、
強くなりすぎると、

・先を急ぎすぎる
・立ち止まることが難しくなる
・周りが見えにくくなる

という形で現れることもあります。

これは、
木だけではありません。

火・土・金・水も、
それぞれの力が強くなりすぎると、
使いにくさにつながることがあります。

反対に、
うまく力を使えないときには、

本来持っている動きが
表に出にくくなることもあります。

五行を見るときは、

「あるか、ないか」

だけではなく、

その力が自然に働いているか、
強くなりすぎていないか

ということも見ていきます。


多いから良い、少ないから悪いではない

五行には、

「多いほうが良い」

「少ないと悪い」

という決まりはありません。

多く表れている五行が、
その人の力になることもあります。

一方で、
その動きが強くなりすぎて、
自分自身を疲れさせることもあります。

少なく見える五行も、

ほかの五行との関わりや、
置かれている環境によって、
必要なときに働くことがあります。

そのため、

「水がないから悪い」

「木が多いから良い」

というようには判断しません。

五行の数は、
良い・悪いを決めるための点数ではありません。

それぞれの力が、
命式の中でどう働いているかを見るための
手がかりです。


バランスは「同じ数」という意味ではない

五行のバランスというと、

木・火・土・金・水が、
同じ数だけあればよいように
感じるかもしれません。

けれども、

五行のバランスは、
五つを同じ数にそろえることではありません。

数が均等でなくても、
五つの動きがうまく関わっていることがあります。

反対に、
数だけを見ると均等でも、
ひとつの動きが強く表れることもあります。

生まれた季節によっても、
五行の働きやすさは変わります。

そのため四柱推命では、

数の均等ではなく、
命式の中で五行がどう働いているか

を見ていきます。

バランスを見るというのは、

不足しているものを見つけて、
単純に足すことでもありません。

五つの動きが、
どのようにつながり、
どこで力が強まり、
どこで流れにくくなっているのか。

命式全体の中で、
その状態を見ていきます。


ひとつの五行だけで決めない

同じ五行が表れていても、
誰にでも同じように現れるわけではありません。

ほかの五行との組み合わせや、
命式全体の状態によって、
その現れ方は変わります。

また、

・育った環境
・これまでの経験
・年齢
・今置かれている状況

によっても、
力の使い方は変わっていきます。

第一章でお話ししたように、

ひとつの要素だけで、
その人すべてを決めることはできません。

五行も、
命式全体を見るための
ひとつの手がかりです。

「木だから、こういう人」

と決めるのではなく、

その木が、
命式の中でどのような状態にあり、
ほかの五行とどう関わっているのかを
見ていきます。


おわりに|五行の数より、働き方を見る

四柱推命では、

「どの五行を持っているか」

だけを見るのではありません。

・どの動きが表れやすいか
・どの動きが強くなりやすいか
・どこに偏りが見られるか
・五つの力がどのように関わっているか

を見ていきます。

五行が多いから良い、
少ないから悪いというものではありません。

五つを同じ数にそろえることが、
バランスでもありません。

大切なのは、

命式全体の中で、
それぞれの五行がどう働いているか

を見ることです。

最初から、
強さやバランスまで
すべて読み取れなくても大丈夫。

まずは、
木・火・土・金・水に
それぞれ違った動きがあることから、
ゆるっと見ていきましょう🌿

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